試験紹介

「管理組合や区分所有者のアドバイザー」

マンション管理士は、マンション管理士試験に合格して登録を受けた専門家。
役割と業務内容は、管理組合の運営やマンションの維持管理に関する専門知識を活かし、管理組合の管理者やマンションの区分所有者からの相談に応じて、適切な助言や指導やその他のサポートを提供することです。

試験概要

試験日

令和7年11月23日(日) 午後1時~午後3時(予定)
※例年11月最終日曜日

申込期間

・Web申込
令和6年8月1日(木)午前10時~令和6年9月30日(月)午後4時まで

・郵送申込
令和6年8月1日(木)~令和6年8月30日(金) (当日消印有効)

※受験申込案内書配布期間:令和6年7月25日(木)~

合格発表

令和7年1月7日(火)
※例年1月上旬

受験料

9,400円(非課税)

受験資格

マンション管理士の受験資格に関して、特に規定はありません。
どなたでも受験できます。

試験方法

北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、広島県、福岡県、沖縄県 計8地域(2021年度)

試験時間

2時間

問題数

50問

合格基準・難易度

合格点は35問前後です(年によって異なります)

マンション管理士試験は、合格率が例年10%前後と低く、難関資格とされています。
宅建士試験よりも若干難しいと言われています。
【難易度が高い理由】
・受験資格に制限がない
・法律問題が多い
・宅建士試験では出題されない会計知識が必要となる
【合格率の推移】
令和5年度(2023年度)の合格率は10.1%
令和4年度(2022年度)の合格率は11.5%
令和3年度(2021年度)の合格率は9.9%
毎年10%前後で推移しています。
試験内容・形式

・管理事務の委託契約
・管理組合の会計の収入及び支出の調定並びに出納。
・建物及び附属設備の維持又は修繕に関する企画又は実施の調整
・マンションの管理の適正化の推進に関する法律
・前各号に掲げるもののほか、管理事務の実施

主催団体

公益財団法人マンション管理センター

備考(試験の5問免除について)

管理業務主任者の資格を持っている場合は、5問免除を受けることができます。

マンション管理士試験の勉強時間は?

マンション管理士試験に合格するには、500時間程度の勉強時間が必要と言われています。
これは、宅建士や管理業務主任者などの不動産に関する国家資格と比べるとやや多めと言われています。

ただ、宅建の勉強をされている方は、民法や不動産登記法などの科目が共通しているため、同時に受験をして、資格を2つ取得するというケースも多いようです。

講座情報

<知識ゼロからOK!>
マンション管理士 合格コース(全47回)通信Web  模試自宅受験

受講料:99,000円

本コースは、知識ゼロから始めて無理なくマンション管理士試験の合格を目指すコースです。

試験直前期には本試験と同形式の「全国公開模擬試験」で知識を最終確認。
試験結果をふまえ「試験直前重要ポイント整理講座」で最後の総仕上げを行います

※当講座は、資格予備校のLECが開催する講座です。

マンション管理士は「やめとけ」「意味ない」とネットで言われている理由

「マンション管理士は廃止される」という噂があるようですが、そのような予定はありません。

 

マンション管理士は「やめとけ」と言われる理由

①マンション管理士には独占業務がない
マンション管理士には独占業務がなく、資格がなくてもマンション管理士と同じ仕事ができます。
そのため「やめとけ」「意味ない」などと言われてしまうようです。

 

②実務経験が必要
マンション管理士の仕事は実務経験が欠かせません。
特に、トラブル解決のためのアドバイスを行う際は、資格の勉強だけでは業務を行うのは難しいため、資格は意味ないと言われている理由になります。

 

③マンション管理士の企業認知度がまだ低い
マンション管理士は2001年に出来た資格で、まだまだ一般には認知されていないようです。
そのため、宅建などの歴史ある資格と比較すると「役に立たない」と言われてしまうようです。

 

マンション管理士の資格を持っていると、高難易度の資格を取得した向上心のある人材として評価されます。
今後、ますますマンション管理士の需要は増えていくことでしょう。

試験データ

年度

2024年度

受験者数

10,955人

合格者数

1,389人

合格率

12.7%

主な業務

活躍の場

住宅新報からワンポイント!

マンション管理士試験は四肢択一のマークシート形式で、総問題数は50問です。
合格点ラインが、35点~38点です(毎年変動します)ので、全体の75%程度正解できなければ合格することができません。合格率は、おおむね7%~9%前後で推移しています。
正直に申し上げて、これは試験の中でも難易度の高い部類に入ります。
これは、元々の試験の範囲が広いにもかかわらず、時折、実務にかかわったことがなければ把握していないような非常に深い内容まで問題に盛り込まれるケースが多いことが一つの要因です。
この背景には、新築マンションの数が増えつつあることや、既存のマンションの中にも耐震やバリアフリーのための改修が必要なものが数多くあることから、【即戦力】となるマンション管理士が必要とされていることなどがあると考えられます。
ただ、その一方で毎年重点的に出題されるような「定番の問題」もありますので、確実に得点源となる「定番の問題」をまずはしっかりと押さえたうえで、「余裕」があれば「専門性の高い問題」への対策をしていくことが学習の基本スタイルになると考えられます。