東急不動産ホールディングスは5月10日、23年3月期連結業績を公表した。それによると、売上高、各利益共に前年度を上回り、増収増益となった。いずれも過去最高を更新し、売上高は初の1兆円を超えた。「九段会館テラス」の稼働などでオフィスが堅調。分譲住宅販売の好調さに加え、売買仲介が堅調なことや、商業施設やホテルが回復した。セグメント別では、管理運営事業を除き増収増益。管理運営事業は「東急ハンズ」が連結から外れた事による減収で、「実質的には全セグメントで増収増益」(宇杉真一郎執行役員)と評価した。
東急不動産HD
決 算 23年3月
売上高 1兆58億円 (1.7%)
営業利益 1,104億円 (31.7%)
経常利益 995億円 (36.7%)
当期利益 482億円 (37.3%)
予 想 24年3月
売上高 1兆1,200億円 (11.4%)
営業利益 1,120億円 (1.4%)
経常利益 1,005億円 (0.9%)
当期利益 620億円 (28.6%)