新たな年を迎え、住宅・不動産業界でも各地で新年会が開かれている。普段は会う機会の少ない人とも顔を合わせ、旧交を温める貴重な場であろう。新型コロナウイルス禍の発生から約6年、感覚的にはすっかりコロナ禍以前と同様の盛況ぶりに戻り、随所で〝密〟な交流が行われている。
▼交流が活発化しているのは、大人の世界だけではない。最近の子供たちの間では「シール交換」が大ブームとなっているが、これもコロナ禍以降久しく見られなかった光景だ。デジタルを介さず、多くの友人と顔を合わせ、リアルな物品を直接手で交換するという活動は、物心つく頃から〝ソーシャルディスタンス〟を徹底させられてきた小学生にとっては、新鮮で刺激的な経験のようだ。教育関係者や学識者の間でも、子供の成長にポジティブな効果があると評価する声が聞かれる。
▼住宅・不動産業界に限らず、ビジネス成功の基盤は「人」とされる。コロナ禍に加え、デジタル技術の発展も人同士の関わり方に大きな変化をもたらしている。それだけに、この時期は多くの人が直接交流の意義を改めて感じているのではないか。
▼ただ、その機会を設けようとすると、昨今の物価高が実に悩ましい。新年会の準備費用から人気シールの価格まで、何もかもが驚くような値段になっている。国内のビジネス隆盛のためにも、政府には今年こそ有効な対策の実施を願いたいところだ。



