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JLL オフィス空室率Aグレード4年ぶり3%台

 ジョーンズラングラサール(JLL)は、第3四半期(7~9月)の東京オフィスビル市況をまとめた。それによれば、Aグレードビルの空室率は9月末時点で3.1%と前期比0.7ポイント上昇した。1年前の同じ時期との比較で2.3ポイント上がり、上昇は7四半期連続となった。空室率が3%台に乗ったのは17年第3四半期以降で初めて。

 賃料水準は月額坪当たり3万6932円(前期比1.9%下落)となり、前年比では6.5%の落ち込み6四半期連続の落ち込みとなった。

 Bグレードビルの空室率は9月末時点2.2%(前期比0.1ポイント上昇)とほぼ横ばいだが、6四半期連続の弱含み。賃料は月額坪当たり2万4684円と前期比1.5%下落し、前年比では4.3%の下落となった。6四半期連続で下落している。