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物流センターに「調剤薬局」併設で配送効率向上 ミナカラ・セイノー

 オンライン薬局「ミナカラ」を展開するミナカラ(東京都千代田区)は、運輸業のセイノーホールディングス(岐阜県大垣市)グループの濃飛西濃運輸(岐阜県関市)と共同開発した国内初という、「セントラル調剤薬局」を施設内に配置した物流センターを石川県白山市内で2021年2月に稼働を開始した。物流センター自体を調剤薬局とすることで、配送時間の短縮(即時配送など)や品質の高いピッキングや梱包のほか、健康相談の対応にも期待できるという。

 セントラルキッチン(集中調理施設)のイメージで、医薬品供給を一手に引き受けることで、調剤に対する顧客対応を迅速にする。オンラインによる服薬指導や健康サポート、医薬品の提供が広がっており、オンラインユーザーにとっての「いちばん近い薬局」のスタイルに成長させていく。将来的にはドローン配送などの新たなラストワンマイル体験の提供にもつながるとして想定し、今回をモデルケースとして他社製薬企業や調剤薬局とも連携を図りながら全国へ水平展開していく。