決算

米国の販売戸数減少も大幅な増収増益を実現 住友林業22年12月期 決算

 住友林業は中計最終年度の24年度の目標だった経常利益1730億円を上回り、経常利益、当期純利益で過去最高益を計上した。住宅・建築事業は、販売単価の上昇により増収した一方、資材価格高騰に伴うコスト上昇により売上高5335億円(前期比4.4%増)、経常利益158億円(同19.1%減)の増収減益。海外住宅・不動産事業は、米国の戸建て住宅事業で金利上昇に伴う受注減少などにより販売戸数が減少したものの、値上げの実施が奏功し、販売単価・利益率が上昇すると共に円安の進行も影響し、売上高8487億円(同31.7%増)、経常利益1613億円(同54.6%増)と大幅に増収増益。

 23年度は、利益をけん引する米国での住宅市況の悪化から、減収減益の計画とした。

住友林業

決 算 22年12月

売上高 1兆6,697億円 (20.5%)

営業利益 1,582億円 (39.2%)

経常利益 1,949億円 (41.6%)

当期利益 1,086億円 (24.7%)

予 想 23年12月

売上高 1兆5,980億円 (△4.3%)

営業利益 1,015億円 (△35.9%)

経常利益 1,200億円 (△38.5%)

当期利益 770億円 (△29.1%)

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