総合

〝多様なまま走る〟の実践を セミナー SmartMeeting・HR

 SmartMeeting(東京都港区)とSmartHR(同住所)は、『心理的安全性でアプローチする、チームのエンゲージメント向上と主体性が高い会議』と題したセミナーを9月28日に開催し、ウェブで配信した。

 講師でワーク・ライフバランス(東京都港区)社長の小室淑恵氏は、「多様化するニーズに応え、生産性も向上させるには男女共に働き、短時間に質の高い仕事を遂行する。多様な人材の活躍がイノベーションを起こす」と指摘。また、「従来の方法が通じない真逆な仕事のルールに変わった人口減少の時代でも、直対面の会議や出社に戻りたがるが、重要な要素となる会議をオンラインと最新ツールの投資で変えれば、企業改革の可能性が大きく高まる」と説明した。その上で「優秀な人材やリーダーシップよりも、内部調整や上司への忖度(そんたく)が必要ない〝心理的安全性〟の高い環境を整え、フラットな関係性で自由に意見を交わすことで生産性が向上した研究結果がある。経営層や上司の意見を正解とし、それに揃えていく会議ではなく〝多様なまま走る会議〟が重要。口頭では上司に配慮しがちだが、無記名でアイデアを出し合って多数の指示を得た案は、納得感を持って仕事がしやすくなる」と解説した。