Pick Up!
- 新年恒例の本紙独自企画、「景況感アンケート」で26年は「底堅い推移」の見通し
- 東京カンテイのマンション情報メディアにAIアシスタント
- 顔認証PF「FreeiD」を手掛けるミガロHD及びグループ会社・DXYZの中西聖社長の横顔
1週間のランキング・トップ10から記者が気になる記事を3つピックアップしていきます。
まずご紹介したいのが、例年行っている人気の独自企画「本紙 住宅・不動産景況感アンケート調査 好転と前年並みで9割占める オフィス業界は強気(2026/1/13号)」で、2026年の今回は4位にランクインしました。住宅・不動産業界における主要企業の経営陣に、日本の経済や住宅着工戸数、市況、事業環境等の見通しを尋ねています。今回の回答数は51社。業界の第一線で事業を展開する各社の見解が、読者の関心を大いに集めました。概要としては、不動産市場全体について「横ばい」から「好転」という回答の合計が9割を占めるなど、底堅い市況を見込む声が大半でした。特に有力な分野はオフィスビル事業で、賃貸住宅市場や不動産投資市場もプラスの見通しが多く見られました。居住用・商業用不動産も堅調な推移が想定されています。他方、米国の動向や日中関係の悪化、金利動向、インフレ、円安、建築費高騰の加速など、日本経済全体については懸念材料も多く、昨年と比べややトーンダウンした予想が多い印象です。なお、アンケート実施時期は25年12月のため、今後想定される衆議院解散及び総選挙は織り込んでおらず、実際の事業環境は更に不透明となるかもしれません。引き続き、社会経済情勢や不動産業界の動向・報道を注視していく必要があるでしょう。
次は、今回2位の「『マンション図書館AI(β版)』公開 東京カンテイ(2026/1/15配信)」です。同社の運営するマンション情報メディアの「マンション図書館」でAIアシスタント機能の提供を開始しました。同社が強みとする専門的なマンション関連データの蓄積や分析を中心に、外部データベースや行政情報も参照しながら、ユーザーの相談に自動対応するシステムです。通常、マンション選びに必要な不動産関連情報は一般層にとって膨大かつ難解なため、自身に適した物件選びに悩む人も多いようです。そこで今回の新機能では、「難しい不動産情報を、やさしく選びやすく」をテーマとしています。もちろん、相談対応の効率化や同メディアの周知拡大、今後の拡大展開といった事業性を視野に入れた取り組みと考えられるでしょう。AIと既存事業、それも業界・一般層共に関心の高いマンション情報関連の事業とを掛け合わせた今回の新サービスは、流行のAI活用の試みの中でも、住宅・不動産業界の読者にはとりわけ参考となったのではないでしょうか。
最後に、当紙「ひと」コーナー記事としては比較的珍しく、5位という上位にランクインした「ひと イノベーションを起こせ ミガロホールディングス社長 (DXYZ社長兼任) 中西 聖 さん(2026/1/13号)」です。母体のプロパティエージェント(持株会社体制への移行により、現在はミガロHDの子会社)時代から、投資用・居住用マンション「クレイシア」シリーズや不動産クラウドファンディング商品「Rimple(リンプル)」、そして顔認証プラットフォーム「FreeiD(フリード)」などを展開する同社グループの創業者・中西氏を紹介しました。デジタルとリアル(実物不動産)の融合を目標に掲げ、社内環境だけでなく各セグメントの事業、そして業界内外に対しても積極的にDXを仕掛けるミガロHD。近年は特に、導入事例を着実に増やしている「フリード」への注目度がこれまで以上に高まっている模様です。当紙ではこれまでも中西氏のインタビュー記事を掲載しており、「ひと」コーナーへの登場も2度目となりますが、今回は特にその生い立ちや経歴、博士号取得へ向けた現在の研究といった〝横顔〟に焦点を当てています。〝不動産DX〟をけん引する業界の若手経営者の一人として知られる中西氏ですが、今回はその人物像にも多くの注目が集まった結果のランクインと言えるでしょう。



