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24年の屋上緑化は国立競技場2個分の約14ha 国交省調べ

 国土交通省の調べによると、24年に全国で新たに施工された屋上・壁面緑化の実績は、屋上緑化が約14.5ヘクタール、壁面緑化が約4.6ヘクタールで、合計約19.1ヘクタールとなった。屋上緑化の面積は、国立競技場(6.96ヘクタール)約2個分に相当する規模となる。

 同調査は、都市における緑の創出状況を把握する目的で、2000年から継続的に実施しているもの。これまで25年間の累計(暫定値含む)は、屋上緑化が約633ヘクタール、壁面緑化が約131ヘクタールで、合計は約764ヘクタールとなっている。

 前年(23年)と暫定値ベースで比較すると、屋上・壁面緑化共にやや減少した。1件当たりの施工面積も前年比で減少したものの、水準としては22年と同程度。屋上・壁面緑化の土台となる、建築着工数の減少傾向が続いていることの影響が大きい。また、屋上・壁面緑化の施工件数も08年~11年をピークに減少傾向にあったものの、近年はやや持ち直しの動きも見られる。

 このほか、同省によると近年のオフィスの屋上緑化では、2種類以上の植栽を組み合わせた「複合植栽」の施工面積が「単植」の事例よりも大きく、「(複合植栽は)暑熱対策や生物多様性の保全、オフィスワーカーのウェルビーイングの向上に貢献する」と評価している。

 なお、24年の数値は速報・暫定値であり、今後の精査により変動する可能性がある。

(写真) オフィスビルにおける複合植栽の事例、光亜興産本社ビル(大阪府門真市、国交省資料より抜粋)