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東急不、ソフトバンクなど実証開始 AIマルチエージェント活用した動画配信で「広域渋谷圏」の回遊性向上へ

 東急不動産とソフトバンク、東急不動産SCマネジメント、東急リゾーツ&ステイは12月1日、「広域渋谷圏」の飲食店や物販店のプロモーション動画を自然言語処理モデル「GPT」などをベースとした AI(人工知能)マルチエージェントで生成し、来街者に配信することでエリア内の回遊性向上を図る実証始めた。実証期間は2026年1月末まで。

 全体を統括するディレクター役のAIエージェントの下、動画制作の各工程に特化したAIエージェントに分担・連携させる、ソフトバンクのAIマルチエージェント技術を活用する。商品名や商品の魅力と写真数点を入力すると、日本語・英語・韓国語・中国語(簡体)・中国語(繁体)の5言語でショート動画を自動で生成する。この技術で、「渋谷フクラス」や「渋谷サクラステージ」、東急プラザ原宿「ハラカド」を始めとする広域渋谷圏の店舗のプロモーション動画を作成し、東急不動産が新たに提供する地域特化型ウェブサービス「OurPick」で配信。

 ユーザーは手持ちのスマートフォンやタブレットから「OurPick」にアクセスして視聴できる他、渋谷フクラスと渋谷サクラステージに設置されたタッチ式のサイネージや、「東急ステイ渋谷」の客室に設置されたタブレットなどでも視聴できる。