試験紹介

トコジラミ適正管理主任者とは

トコジラミ適正管理主任者はトコジラミに対して正しい知識を有し、個々の住まいにとどまらない、地域社会における住環境のコーディネーターです。
戦後、身を潜めていた『トコジラミ』が、フランスをはじめ韓国などで猛威を振るい、日本でも騒がれ始めています。この小さな害虫が、健康被害はもとより経済的被害にも大きく及ぼします。
トコジラミ対策に必要なことは、被害が発生する前に、一人ひとりが正しい知識を身につけることが防除への事前対策へつながります。

経済的・信用的被害

トコジラミが侵入すると、比較的に短時間で数が増え、施設内に広がります。広がると駆除が非常に難しくなり、発生した箇所だけでなく、周辺の部屋等、場合によっては施設全体を閉鎖し、駆除に取り掛かる必要があります。
従業員や宿泊客がトコジラミを自宅等に持ち帰り、被害が拡大することがあります。

トコジラミ被害の事例

事例1

アメリカ人女性が旅館に1週間滞在したところ、滞在中に痒み等を発症したため、旅館側に被害を訴えた。(この事例は、同じ人物が同じ部屋を長期に宿泊したことにより、被害が認識された。)旅館側はこの女性に対し、宿泊代を全額返却しお詫びした。しかし、女性は刺された部位の写真と旅館での被害についてブログに掲載したため、アメリカ人宿泊予定者全員からキャンセルが入り、旅館は経済的・信用的にも多大な被害を受けた。

事例2

宿泊客から客室にトコジラミがいるとの申出を受け、ホテルはすぐに客室を変更したが、数日後、この客の自宅からトコジラミが発生してしまった。その結果、ホテルは駆除業者を手配するとともに、駆除完了するまでの間、この客に宿泊施設を無償提供し、また、病院の通院費もホテルが負担した。

試験概要

試験日

随時

合格発表

レポート提出後、合否判定

受講料

39,800円(税込)

レポート提出で不合格の場合(再提出・評価):3,300円

受験資格

どなたでもご受験できます

試験方法

「不動産ココ」にてお申込
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運営団体よりテキスト・レポート送付
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テキストを使用し自習
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レポート提出
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レポート内容確認後、合否判定
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合格者に認定証送付

認定講習プログラム

1.トコジラミとはどんな生き物か
2.トコジラミの歴史
3.トコジラミの生態
4.わが国でのトコジラミ被害
5.トコジラミの調査方法と防除基準
6.トコジラミ防除方法
7.PCOによるトコジラミ防除の流れ
8.まとめ

主催団体

一般社団法人 寝室環境衛生管理協会

備考

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よくある質問

住宅新報からワンポイント!

トコジラミは一度繁殖してしまうと、防除することが難しい虫です。成虫は1日3~6個、一生で約200~500個の卵を産みます。卵が孵化すると1か月ほどで成虫になりまた卵を産み始めるため、驚異的なスピードで増え、生息場所を広げていきます。トコジラミの正しい知識を身に付け、予防と駆除の両方に対応できるトコジラミの専門家はが今求められています。