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空き家のオーナーと地元の不動産会社が共同で運営 築90年以上の古家のシェアオフィス再生事例

連載 不動産会社は知らない!?不動産オーナーの胸のウチ

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「nokutica」と名付けられた同物件は、5室のシェアオフィス、コワーキングスペース、2つのレンタルスペースにカフェのある複合施設で、東急溝の口駅の南口から西口商店街を歩いて2分の通り沿いにある。

空き家になって数十年経つが、建物自体は使える状態だったため、持ち主から相談を受けた地元の不動産会社エヌアセット社が、リノベーションをして使うことを提案した。問題は使い方である。

「建物面積が登記簿上で311㎡と大きいこともあり、当初は宿泊施設、保育園などとも考えましたが、住居だったため、用途変更は現実的ではありませんでした。そこでこれまで溝の口にはなかったシェアオフィスにすることにしました」(管理人・松田志暢氏)。

特徴は、既存の建物をできるだけ活かして工事を進めたことで、再生後も建物全体にノスタルジックな雰囲気が漂う。総予算は2000万円ほど。外壁の解体や水道、電気工事に想定以上にかかったという。

玄関脇にあるカフェ。外からも利用することができる

リノベーション後は、1階はコーヒースタンド、セミナーやギャラリーなどに使える2つのレンタルスペースに変身。レンタルスペースは12人用と6人用があり、料金は30分で1000円、500円と、地域の人たちが気軽に使える価格とした。

その他に広い共用スペースがあり、こちらは入居者同士、あるいは外部と入居者などと様々な形でのコミュニケーションスペースとして使われる予定だという。

レンタルスペース

2階には5室のレンタルオフィスを設けた。部屋はすべて個室で広さは5畳以上。オーダーメイドの紳士服店、インテリアデザイン事務所、映像その他を手掛ける集団など様々な業種が入居しているという。オープン時にはすでに満室になっていたというほどの人気ぶりだ。

また、2階には大きなテーブルを置いたコワーキングスペースも設置。フルタイム、平日夜と土日祝日のみ、平日昼のみ等、使う時間によって料金の異なるコースが設定されており、定員は60人を予定しているそうだ。

2階のコワーキングスペース

注目したいのはこの施設の運用方法だ。前述の不動産会社エヌアセットと地域の不動産オーナー2名が設立した「のくちのたね株式会社」が運営にあたるという。これまで不動産会社と不動産オーナーはビジネスパートナーであったとはしても、一緒に経営に当たるケースはほとんどなかった。

どちらの立場であったとしても地域の価値アップは共通の問題。であれば、こうした形の協働には大きな意味がある。今回の施設は第一弾という。空き家が増える日本で、ひとつのモデルケースになりえるかもしれない。

(参照:健美家ニュース


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