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社労士とは?

連載 特集 不動産の資格

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社労士のイメージ

取引の当事者全員に納得して契約を結んでもらうことをサポートします

試験日程 (29年度)

申込期間
4月17日(月)~5月31日(水)
※簡易書留で郵送、消印有効。
試験日
8月27日(日) 10:00着席
合格発表
11月10日(金)
(試験センターホームページ
公開予定時間 9:30)
受験料
9,000円

※詳しくは試験期間にお問い合わせください。
※願書以外にも受験資格を証明する書類などが必要な場合があります。詳しくは試験機関に確認してください

試験データ(28年度)

受験者数
39,972人
合格者数
1,770人
合格率
4.4%
実施団体
全国社会保険労務士会 連合会
TEL: 03-6225-4880

※詳しくは試験機関にお問い合わせください。

人事・労務・社会保険のプロフェッショナル、社会保険労務士!

日本には、人々の生活を守るために、さまざまな社会保険制度があります。その中でも「年金」や「健康保険」などの制度のことは、どなたでも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?ま たお勤めをしている方にとっては「労災」、「雇用保険」といった制度もなじみ深いものかもしれません。しかし、これらの制度は、これほど身近にあるにもかかわらず、あまりその仕組みを知られていません。その大きな理由となっているのが、制度自体の仕組みの難解さです。これだけ生活にかかわっているのだから、もっと簡単な仕組みにすればいいじゃない!という声が聞こえてくるのももっともですが、そうもいかない事情があります。

現在、日本には1億3千万人近くの人々が暮らしています。そして、その中には昨日生まれた赤ちゃんもいれば高齢者の方もおり、働いている人、求職中の人、結婚している人、出産を控えている人、ケガや病気と付き合いながら生活している人など、さまざまな事情を抱えながら生活をしている人々がいます。社会保険制度はこのようにさまざまな状況の方々をフォローしていかなくてはいけないため、とても細かなところまで法律で定められています。

結果として、手続に必要となる書面が複雑になったり、仕組み自体が難解になってしまっているんですね。

とはいえ、これらの手続は生活への影響がおおきいため「難しいからよくわからない?」では、すまされません。必然的に、難しい手続を正確かつ迅速に進め、人々をサポートしていくことができる知識をもった人々が求められるようになってきました。そこで満を持して登場したのが社会保険労務士というわけなのです。

社会保険労務士の業務

社会保険労務士の業務は三つに大きく分けられます。この業務の内容は「社会保険労務士法」という法律の2条1号~3号に定められていることから、1号業務、2号業務、3号業務と呼ばれています。

1号業務の内容

行政機関に提出する書類の作成や事務手続を代行すること
従業員の採用から退職(解雇)までには、さまざまな労働・社会保険の手続が必要となります。社会保険労務士はこれらの手続を「事業主」に代わって行うことができるのです。またケースによっては労災保険の申請などを「個人」に代わって行うこともあります。

2号業務の内容

帳簿等の書類を作成すること
常時10人以上の従業員を使用する事業所では、必ず「就業規則」を作成しなくてはいけません。また、法改正や事業所の体質が変わった場合には就業規則の見直しが必要となることがあります。社会保険労務士はこれらの規程を作成・変更することができます。また、労働者の名簿などを作成するために社労士が活躍するケースなどもあります。

3号業務の内容

相談・指導を行うこと
職場では、さまざまな人事・労務管理上の問題が生じます。例えば、募集・採用に関わる雇用管理の問題、労働時間などの就業管理の問題など、それらの問題は企業運営に深く関わるものも少なくありません。社会保険労務士はこれらに関する相談を受け、企業の実情に合わせたアドバイスを行います。

以上の三つの業務に加えて、企業と労働者との間で生じたもめごとを解決する「紛争解決手続代理業務(必要とされる研修・試験をクリアした特定社会保険労務士に限り、行えます)」や、企業研修に関するセミナーなどで活躍している社会保険労務士もいます。

社会保険労務士の活躍の場

労務・社会保険に関する問題は、働き、生活していく上で、必ずと言っていいほど生じてきます。それゆえ、労務・社会保険のエキスパートである社会保険労務士には幅広いニーズがあるのです。また、昨今のように労務・社会保険の制度に大きな変化が生じている今こそ、社会保険労務士の腕の見せ所とも言えるでしょう。

そんな社会保険労務士の活躍のスタイルは、大きく分けて三つあります。

開業社会保険労務士

独立して自分で事務所をかまえ、社会保険の手続業務や人事・労務に関する業務などを請け負って報酬を得ていくスタイルです。経営者としてのスキルも問われるため、向き不向きが多少問われますが、自分の得意分野を仕事につなげていくことができれば、しっかりと活躍することができるスタイルです。現在、社会保険労務士の約6割程度が開業社会保険労務士として活躍しています。

勤務社会保険労務士

企業などの組織に所属してそこのスタッフとして、人事・労務関係の業務を行うスタイルです。他社から業務を請け負ったり、給料とは別に報酬を受け取ったりはしませんが、安定した収入が期待できます。社会保険労務士の知識をかわれて新たに雇用されるケースだけでなく、もともと人事部門などに所属していた方がより専門的な知識を求めて資格を取得し、結果、勤務社会保険労務士となるケースもあります。

社会保険労務士法人の社員

通常開業社会保険労務士の事務所は個人経営ですが、社会保険労務士が2人以上集まることによって社会保険労務士法人を設立することができます。法人化することによって、支店が設けられるようになるほか(開業社会保険労務士の場合は個人事務所になるため、複数の事務所をかまえることはできません)、税務面などの実務的なメリットがあることに加え、顧客からの信用度が上がる利点もあります。法人格を持った組織として活動できるため、大きな企業を相手にした取引などがしやすくなります。また、複数の社会保険労務士が協力しあうことによって得意分野ごとに専門性が増し、多種多様な顧客のニーズに柔軟かつ、細やかに対応できるようになります。

住宅新報社からワンポイント

社会保険労務士試験は、8つの科目からそれぞれ選択式(法律条文などをベースにした穴埋め式の問題に適切な語句を選んでいく試験)と択一式(5つの選択肢のなかから、正しいもの又は間違っているものを一つ選んでいく試験)に分かれています。配点の内訳は以下のとおりです。 以上のように問題が出題されるわけですが、合格するためには総得点と科目ごとの得点両方が試験機関の設定した基準点を満たす必要があります。

23年度試験の結果を例にとって見ると、
①選択式試験は、総得点23点以上かつ各科目3点以上(ただし、労働基準法及び労働安全衛生法、労働者災害補償保険法、社会保険に関する一般常識、厚生年金保険法及び国民年金法は2点以上)である者
②択一式試験は、総得点46点以上かつ各科目4点以上である者
以上二つの条件を満たした方が合格することができます。※これらの基準点は毎年度変わります。これは基準点を試験の難易度などから導き出しているためです。

以上のことからわかるように、科目ごとの基準点があることから、すべての科目の知識をしっかりと身に付けておく必要があります。
つまり、苦手科目というものが無い状態で試験に挑まなければなりません。そのため、学習計画をしっかりたてて、ムラなく勉強をすることがとても重要になります。

とはいえ、すべての科目を完璧にする必要もありません。これまでの合格基準点の推移から考えて、選択式、択一式の総得点をそれぞれ7割程度(=選択式28点・択一式49点)確保し、選択式を各科目3点以上、択一式を各科目4点以上取るつもりで臨めば合格基準点を超えることができる計算になります。

つまり、必ずしも満点を取る必要はないのです。ただし、「誰もが知っている問題」はハズさないことが肝要です。合格基準点はその年の受験生の得点状況に左右されるケースがあるため、「みんなができない問題」が出た時は、たとえ解けなくても、基準点自体が下がる可能性があります。一方で「誰もが知っている問題」はハズせばハズすほど、自分の得点が合格基準点から離れていく要因となります。このように「満点にこだわらず、苦手科目を作らないようムラなく、誰もが知っている問題をはずさないよう、基本をおさえた勉強」をすることをまず目指すべきでしょう。正直なところ、試験の難易度は高めです。数年挑戦して合格というケースも珍しくない世界です。しかし、社会保険労務士の仕事は結果として「誰かを助ける」ことにつながるケースが多く、実際に活躍されている社会保険労務士の方々はそれに見合うだけのやりがいを感じておられるようです。「実際の報酬よりも、依頼人からの『ありがとう』の一言こそがなによりもうれしい」とおっしゃる社会保険労務士さんがたくさんいらっしゃいます。

人々の生活に密接した資格ならではの魅力ですね。

難易度★★★★ 資格の有用性 ★★★★★

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