一般財団法人日本不動産研究所(33) 全国市街地の変遷 ――昭和の記憶から次代へ 茨城県水戸市・2つの再開発を起爆剤に 空洞化対策で「まちなか」活性化ビジョン 水戸駅北口に新市民会館など 〝上市〟と〝下市〟
水戸市は人口約27万人を有する茨城県の県庁所在地で、現在の中心市街地はJR水戸駅を中心に形成されているが、江戸時代には台地の上下で分かれていた。馬の背状の台地に広がる通称〝上市〟の西側(現在の泉町、大工町、金町など)には町屋があったが、東側(現在の三の丸、南町、宮町、大町など)は武家屋敷のみで、商業地として栄えたのは通称〝下市〟(現在の本町)だった。 〝下市〟は交通の要衝で問屋街ができ、市が立って活況を呈して (続く)
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